イクメンは可能性の塊

コルトス代表の鈴木啓介です。

最近は、耳にタコの“女性活躍”ですが、進まない原因は様々な課題があります。

税制や社会保障制度の問題をいくら解決しても、これは国だけの問題だけはなく、子育ての負担が母親にほとんどかかってくるという男女の役割分担を、意識的に変えていかなければならないと思います。

子育て世代、経営層、そして管理職世代も、さらに言えば消費者も変わる必要があります。

ここに一個人としての、私の仕事と育児の両立エピソードを紹介します。

 

 私の育児中の毎日は、息つく暇もなかったという感想です。朝は妻と子供が起きる前に部屋の掃除から始まり、朝食を済ませ、保育園へ子供を預ける。通勤時間は社労士の試験勉強に充てていました。保育園のお迎えに行くため17時30分には退社。帰宅してから家族で夕食を食べ、家事をこなしつつ、21時には寝かしつけ、22時から2時間はまた社労士の試験勉強をしていました。

地元企業に就職する人が多い名古屋では珍しく、我が家は実家に全く頼れない環境でした。それでも夫婦共にフルタイム勤務で、残業になる時期も家事と育児を分担してきました。私の職場は、男性社員が育児をする事例がなく、保育園のお迎えのため定時に帰っていることに難色を示している取締役もいました。子供の発熱など突発的な事態を除けば、育児中だからといって特別待遇はありえません。病児保育も何度か利用しました。

 とにかく定時に仕事を終わらせるために、1日の仕事、部署全体の仕事などを見直し、1ヶ月の育休より毎日の定時ダッシュを心掛けました。

タイトな毎日を乗り切れたのも、保育園のお迎えに来た私を見つけた時の子供の笑顔と、子供の成長を同じ時間夫婦で共有できたからです。

育児の精神的・身体的な大変さも、子供がだんだんと自立し、楽になります。

年齢とともに行動範囲が広がり心配事が増えますが、成長を間近で見ることができる喜びが勝り、どんな苦労も報われます。

 また子供の将来を考えるのは本当に楽しく、可能性の塊だと思えました。

そこで、自分の可能性についても考える機会となりました。

子供が大きくなった時の日本社会のこと、夫婦共にこれからの働き方のことを考えました。

育児に関わったことで、働き方を支援する社労士を目指すきっかけとなりました。

 

イクメンがこれからの働き方を変えると思っています。

職場の風土や勤務時間という面で、今までにない価値観・多様性を職場に与えてくれることを伝えていきたいです。

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